リウマチの歴史
活性2型コラーゲンを摂取した28名全員の痛みや腫れの症状が改善、内4名は完全回復! ― ハーバード大学医学部での臨床結果より。
科学誌「サイエンス」にも掲載された確かな臨床例、今までなにをしても治らなかった人にこそ読んでほしい一冊。
母がリウマチだというので、何か参考になる本は・・・と思った時に、新聞に掲載されていたので購入して読んでみました。
最新の薬の状況や医者の話などが詳しく説明されていて、母はそのサプリを購入して飲み始めました。
体質などで人によって違いはあるでしょうが、一読してみる価値はありそうな本です。
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遺跡から発掘される古代人の骨やミイラなどから、人類の古代の病気について研究する「古病理学」という学問があります。
それによると、痛風や強直性脊椎炎、骨関節症にかかっていたと推定される人骨はヨーロッパを中心とする旧大陸でたくさん発見されていますが、
リウマチ(慢性関節リウマチ)にかかっていたと思われる古代人の骨は、今日までまったく発見されていません。
大英博物館やカイロ博物館にある古代エジプトのミイラには、痛風やほかの関節疾患はあっても、リウマチを思わせる病変はみつかっていません。
スコットランドのグラスゴー王立病院にあるウイリアム・ハンター・コレクションには、18世紀のあらゆる種類の外傷・感染症・関節疾患に関するたくさんの病理標本が保存されていますが、
カナダのマックマスター大学内科教授・ブキャナン博士によると、そのなかにもリウマチを疑わせる病理標本は見出すことはできないそうです。
もしリウマチがむかしからある病気であれば、リウマチの特徴であるひどい骨破壊や関節変形の存在を証明する人骨が、遺跡のなかにみつからないはずはありません。
実は、多関節の破壊や変形をともなう明らかな慢性関節リウマチの臨床症例がヨーロッパの文献にはじめて記載されたのは、一九世紀になってからのことです。
また、リウマチに特徴的な手足の指の変形や骨病変から明らかな慢性関節リウマチと診断される症例は、1785年までのヨーロッパではまったく報告されていないのです。
これらの点から考えて、リウマチはむかしはなかった病気で、19世紀になって現れた新しい病気であるといえそうです。
最近、コロンブスの新大陸発見以前のアメリカ大陸先住民の骨に、慢性関節リウマチを思わせる骨破壊性関節炎の病変が見出されたという報告がありました。
1992年、アメリカのオハイオ医工2科大学リウマチ科教授・ロスチャイルド博士は、
いまから6500〜4300年前から400年前(アメリカ開拓時代)にいたるまでの全米各地の先住民の遺骨を調べました。
そして、アラバマ州とテネシー州西北部を流れるテネシー川の西支流と、ケンタッキー州中央西部のグリーン川流域のごく限られた地域に住んでいた先住民の骨にだけ、明らかにリウマチを思わせる病変を多数みつけました。
しかし、ほかには全米のどの地域の古代先住民の遺骨からも同様の病変をまったく見出せないことから、
ロスチャイルド博士はこの地域を「リウマチ発祥の地」と断定し、この地域の地方病であったリウマチが、ヨーロッパから流れこんできた白人移民や開拓民に広がり、その手を介して全世界に広まったという仮説を発表しました。
このロスチャイルド博士の説に従えば、
リウマチは、梅毒と同じようにアメリカ大陸の先住民のあいだに古くからあった地方病のひとつで、
おそらく未知のベクター(昆虫などの病毒媒介体)かアレルゲンによってヒトからヒトに伝えられる伝染病の一種であり、
コロンブスの新大陸発見(1492年)を機に全世界に広がった新しい疾患ということになります。
現在世界を騒がせているエイズも、もとはアフリカの局地的な地方病であったものですが、開発と交通の拡大によって全世界に広がった新しい疾患であると考えられています。
エイズは二〇世紀になってからのものですが、リウマチもエイズと同じように、19世紀になって全世界に広がった人類の新しい疫病なのかもしれません。
このことは、リウマチという病気の病因をさぐるうえでもたいへん興味深い事実といえそうです。
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