リウマチでお悩みの方へ
リウマチ患者さんのひどい指の変形や、曲がったまま伸びない肘や膝を見るたびに、
「どうしてこんなになってしまったのか」、
「こうなる前に、なんとかならなかったのか」
と考え込まざるを得ませんでした。
始めは普通に生活できていた患者さんが、何年かの間に何時とはなしに、立ったり座ったり、顔を洗ったり髪をとかしたりの日常生活が次第に不自由になっていきます。
ある外国の高名なリウマチの先生は論文に次のように書いています。
「医者は毎月毎月カルテに〝変わりなし〟とか〝まあまあ〟とか書き記す。
其の医者の目の前で、患者は日増しに〝肢体不自由者〟になっていく」
と、
一生懸命治療してきたにもかかわらず、気がついてみたら患者さんは立派な「身体障害者」になっていたというわけです。
肢体不自由が進行すれば、仕事がだんだんできなくなり、やがては仕事をやめなくてはならなくなります。
失職すれば収入もなくなるでしょう。
患者さんの苦しみは身体面だけにとどまらず、精神的・社会的・経済的側面を含む患者さんの生活全体に及んできます。
患者さんの苦悩はもとより深刻ですが、患者さんを抱えた家族の苦悩もそれに劣らず深刻です。
こんなことになるのなら、どうして初めに「徹底的な治療」をやらなかったのかと、思い悔やんでおられる患者さんは多いと思われます。
どんな病気も初めは軽く、薬にもよく反応します。
時がたつにつれ病気も重く、治りにくくなっていきます。
リウマチもその通りで、初期・早期治療の重要性はいくら強調しても強調しすぎることはありません。
しかしこのことがいかに困難であるかは、このサイトをご覧になれば容易にお分りいただけると思います。
リウマチの治療は残念ながら、どうしても後手後手に回ってしまう傾向にあるのです。
リウマチで手足の指の関節が腫れてきた場合、このまま腫れっぱなしの状態に放置すれば、やがて関節が壊れて変形してしまうでしょう。
の可能性は医師にはよくわかっていても、患者さんにはまったくわかりません。
何年かさきに、今の腫れた指が白鳥の首のように曲がり、足の指が変形・脱臼して歩けなくなることなど、リウマチを知らない方に想像しろというほうがムリというものです。
変形はもとに戻らない不可逆性の病変で、起こってしまってからではどうすることもできないのです。
しかし変形防止のため、なるべく早期に腫れた関節にステロイドを注射することなど、その必要性と重要性を患者さんに理解してもらうためには、説明に三〇分以上もかかってしまうでしょう。
リウマチという困難な病気に正しく対処していくためには、
何よりもまず患者さんに「病気に対する正しい知識」を持っていただくことが第一です。
リウマチによる多くの苦しみを抱え、日々苦闘しておられる患者さんに、闘病のお役にたつことができれば望外の幸せです。
人工関節について
「いろいろ試しましたがこれが一番良かったです。」
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リウマチさんの必需品!第二関節が炎症を起こしちゃうリウマチさんに手放せない1品。1双しか買わなかったのを後悔しています。
第1関節まである分もたつくかと思いきや、届いた当初からグーに握ると第1関節中央にようやくかかるかぐらい。
1・2回洗濯した今は指を伸ばしていても第1関節丸出しで、あと1cmぐらい長くてもいいかなという感じです。
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リウマチのため膝関節や股関節が壊れて歩けなくなった患者さんの場合、関節の壊れ方がある程度以上になると、内科的治療やリハビリだけではよくならず、人工関節などの手術的手段によらないと、歩けるようにならない事態となります。
最近は人工関節の素材や手術術式の改良が進み、膝関節と股関節については手術予後が大幅に改善され、その恩恵に浴する患者さんが増えてきています。
しかし予後が改善されたとはいえ、人工関節には問題もあります。
問題の第一は、人工関節の耐用年数です。
関節は常時大きな力のかかるところですから、長い期間には人工関節の噛み合わせの部分がすり減る磨耗現象が避けられません。
現在の進歩した人工関節でも、その耐用年数は10年から20年とされていますので、それくらいの年月が経過したら人工関節の取り替えを考慮しなければなりません。
そのため若い患者さんの場合は、人工関節手術はできるだけ先送りしたほうがよいとされます。
問題の第二は人工関節を支える骨の問題で、入れた人工関節を支える骨がしっかりしていなければ人工関節は安定せず、その上に体重を乗せて歩くことはできません。
手術後も全身のリウマチ炎症が沈静化しないまま経過するとか、年をとって骨粗鬆症が進行した場合など、
骨の萎縮がひどくなって、人工関節と骨組織の間にゆるみを生じ、再手術が必要になるケースもあります。
問題の第三は人工関節は生体にとって異物であるという点です。
人工関節は生体と反応しにくい素材からできているといっても、長い間には素材と生体間の相互作用が問題となります。
特に多関節手術のように異物の数が多くなると、生体内で「血が通わない」領域が増えることになり、手術に伴う脈管閉塞も加わって、浮腫や冷感など局所の循環障害が増し、結果として生体の活力が阻害されます。
関節機能の廃絶に対して、最終的に人工関節による救いの道が残されてはいるものの、できるかぎりそこへの道を辿らぬよう、関節破壊の進行予防に努めるべきと考えます。
カテゴリー:リウマチの治療

